Claude編に続いて、今回はChatGPT版です。
Qlik Sense × MCPサーバーという構成で、今度はChatGPTを使った場合どうなるのかを試してみます。
基本的な仕組みや構成は同じなので、そのあたりはClaude編を前提にしつつ、
ChatGPTだとどう違うのか?
使い勝手に差はあるのか?
このあたりを軽く見ていきます。
MCPサーバーって何?
このあたりはClaude編と同じなので、詳細は割愛します。
ざっくりいうと、
AI(今回はChatGPT)が外部データ(Qlik)を扱えるようにする仕組み
です。詳しくは
「Qlik SenseでMCPサーバーを使ってみた(Claude編)」参照
今回やること(ゴール)
今回もやることはシンプルです。
ChatGPTにQlikのデータを使わせて分析させる
具体的には、
- Qlikの売上データを用意
- MCPサーバー経由でChatGPTから参照
- 「分析して」と投げる
これでちゃんと結果が返ってくればOKです。
ゴールの温度感もClaude編と同じで、
- とりあえず動かす
- 挙動をざっくり掴む
くらいのライト検証です。
環境・構成
構成自体はClaude編と同じです。
- Qlik Sense(データ)
- MCPサーバー(橋渡し)
- ChatGPT(AI)
流れとしては、
人間 → ChatGPT →(必要に応じて)→ MCP → Qlik → ChatGPT → 人間
という形。ここも詳細はClaude編を見てもらえればOKです。
実際にやってみる
ChatGPT側設定
まずはChatGPT側です。ブラウザでChatGPTにログインし、「設定」>「アプリ」>「高度な設定」から、開発者モードをONにします。

そのまま「アプリを作成する」をクリックし、アプリの作成を行います。設定内容は以下の通りです

- 名前:任意の値
- MCPサーバーのURL:https://<qlikseneのテナント>/api/ai/mcp (Claude編と同じです)
- 認証:OAuth
- 高度な設定:「登録方法」が「ユーザー定義のOAuthクライアント」になっていることを確認
CallBack URLが表示されているので、控えておく
クライアントIDはまだないので、別画面でQliksenseの設定をします
QlikSense側設定
MCP権限のロールを作ってユーザーに付与などはClaude編と同じなので、そちらを参照してください。
ChatGPTの場合、追加で必要な作業として、OAuth クライアント作成があります。手順は、
QlikSenseの「管理」内にある、OAuthへ移動

「新規作成」ボタンから、以下のように作成します

- クライアントタイプ:ネイティブ
- 名前:任意の値
- 範囲:user_defaultと、map:executeの2つにチェック
- リダイレクトURLの追加:ChatGPT側設定で控えたCallBack URLを貼り付け、「追加」
- 「作成」をクリック
- クライアントIDが表示されるので、控える
ChatGPT側(続き)
さっきの画面で、クライアントIDが空のままなので、Qliksense側で作成、コピーしたクライアントIDを入力します。
クライアントシークレットは空のままでOK、「作成」をクリック。
Qlikのログイン画面が表示されるので、MCPの権限のついたユーザーでログイン
これで接続完了です。
実際に聞いてみる
ChatGPTにこんな感じで聞いてみます。

(実データのため一部ボカしてます)
すると、
- 必要なデータを取りに行く
- 分析する
- 結果を返す
という流れが走ります。
返ってきた内容としては、
- 売上の傾向
- 上位商品
- 軽いインサイト
など、Claude編と同じく“それっぽい分析”はちゃんと出てきます。
できたこと / 微妙だったところ
よかったところ
前述のとおり、Claudeと同じくそれっぽい分析は出してくれる
微妙だったところ
Claudeは各機能がUIで制御可能にたいして、ChatGPTではそのUIが見当たらない
↓はClaudeの画面です

まとめ
ということで、ChatGPT編でした。
ざっくり触ってみた印象としては、
- ClaudeでもChatGPTでも問題なく動く
- ChatGPTは出力が安定していて扱いやすい
- 大きな差はないが、それぞれ少しずつ特徴がある
という感じです。その中で一番違いを感じたのは、
ツール(MCP)の扱い方まわり
でした。Claudeの場合は、
- データの取得
- 書き込み
- 削除
といった操作ごとに、「この操作を許可するか?」みたいなUIで制御できるのが分かりやすくて安心感があります。
一方でChatGPTは、そのあたりの制御がUIとしては見えづらいので、
- どこまで操作しているのか
- 何が実行されているのか
が少しブラックボックス寄りな印象でした。
このあたりを踏まえると、
MCPサーバーをしっかり使い込むなら、現時点ではClaudeの方が扱いやすそう
というのが今回の結論です。とはいえ、
- ChatGPTは出力の安定感がある
- 指示への追従も素直
といった強みもあるので、 用途によって使い分けるのが良さそうです。
いずれにしても、QlikのデータをAIに直接触らせる体験はかなり面白いので、この領域は今後さらに広がりそうです。
このシリーズは一旦ここまでですが、もう少し踏み込んで、
- 実運用での設計
- プロンプトの作り方
あたりも、そのうち整理してみようと思います。


