はじめに
Googleビジネスプロフィールって、店舗の検索数やクリック数、経路リクエスト数とかのデータが取れるんですが、
管理画面からCSVをダウンロードするのが地味に面倒なんですよね。
「これ、Qlikで自動取得できたら最高じゃん」と思ってAPIを叩き始めたら…
想像以上に OAuthの壁が高かった。
というわけで、この記事では「Google Cloud の設定 → Qlikでつなげる直前まで」を紹介します。
(後編ではQlik側の自動化・ダッシュボード化までやります)
ステップ1:Google Cloudでプロジェクトを作る
まずはGoogle Cloud Consoleで新しいプロジェクトを作成します。
その後、有効化するAPIはこの3つ👇
1️⃣ Business Profile Performance API
2️⃣ My Business Account Management API
3️⃣ My Business Business Information API
これを忘れると、後で「API not enable」地獄になります。
ステップ2:OAuth同意画面の設定

- ユーザータイプ:外部
- スコープ:https://www.googleapis.com/auth/business.manage
- 公開状態:本番
テスト中のままだと、認証が通っても後で401になります。
私はこれに2時間ほどやられました(笑)
ステップ3:OAuthクライアントを作成

- アプリタイプは「Webアプリ」
- リダイレクトURIに以下を追加
https://connector.qlikcloud.com/callback
https://developers.google.com/oauthplayground
この時点で、Client ID と Secret が発行されます。
あとで使うのでメモしておきましょう。
ステップ4:Refresh Tokenを自力で取得
ここが最大の難関。
QlikのOAuth2コネクタでは access_type=offline と prompt=consent が付けられません。(付け方がわかりません。やり方がわかる方、教えていただきたい!)
つまり通常の接続だと「1時間で切れる」トークンしか取れません。
なので、Google OAuth Playground に行って手動でRefresh Tokenを取ります

1.左の「Step 1」で scope に
https://www.googleapis.com/auth/business.manage
を入力
2.「Step 2」で「Exchange authorization code for tokens」クリック
3. 出てきたJSONの中に “refresh_token”: “1//xxxx…” があるのでコピー
これがあなたの “永遠の命トークン” です。
ステップ5:動作確認
発行した access_token を使って試しに叩いてみましょう
curl -X GET \
'https://businessprofileperformance.googleapis.com/v1/locations/{locationId}:fetchMultiDailyMetricsTimeSeries?dailyMetrics=BUSINESS_IMPRESSIONS_DESKTOP_SEARCH' \
-H 'Authorization: Bearer ya29….'
200 OK が返ってきたら成功です。
401 の場合は、トークンが古い or OAuth設定がテストモードのままです。
おわりに(前編まとめ)
ここまで来れば、Google API の準備は完了。
後編では:
- Qlik Automation でアクセストークンを自動更新
- APIを叩いてCSVに書き出す
- ダッシュボードに反映
まで全部やります。
次回予告:「QlikでGoogleビジネスAPIを完全自動化してみた」
「401 Unauthorized」と戦った日々の記録、乞うご期待。


